2020年10月22日木曜日

那須文化研究会のこと。Vol001

 今日は、那須文化研究会の木村康夫会長を大田原市教育委員会事務局に尋ねました。というのは、那須塩原市の生涯学習課に歴史研究会のサークルを尋ねた処、御紹介頂いたからです。


手仕事専科のコンセプトは、「和美との生活」です。伝統的産業「手仕事」を守り、人間らしい生活に復帰することを目的に『”和美(わび)”との生活』を提案しております。和=日本の伝統的な製品と生き方である”和”、美=古の生活の中で育まれてきた美術工芸品と生き方の知恵としての”美”を生活の中に活用することを提唱しています。この考え方が、私のスタートでしたが、最近になり日本の国史や近現代史を学ぶにつれ、その考え方が大きく変わりました。伝統工芸の歴史や伝統工芸品の美しさ、結い等の社会生活の価値観に焦点を当てようと考えていたのですが、それだけでは、成り立たないことを知ったからです。「木を見て森を見ず。」でした。今、森が焼かれようとしている時に樹木のみを見て森の外の世界を知らない愚かさに気付いたからです。

世界の歴史を見ると白人社会の植民地支配と帝国主義による余りに残虐な侵略と圧政があります。絶対王政時代では、弱肉強食です。強い者が正義です。そして、近代に入り世界の金融資本による世界の経済制覇に繋がっています。それの影響下にある白人国家が、第一次世界大戦、第二次世界大戦を齎しています。彼らは、プロパガンダにより「自分たちの大義名分」により世相を作りました。金融資本は、グローバリズムを是としています。彼らの活動にとって国家は妨げであり必要ではありません。しかし、西欧社会そして、全世界を牛耳る彼らは、グローバリズム、改革、競争は安価なものを消費者に届けるとして、正義としています。アメリカの民主党や西欧社会のリベラルな政党、そして、金融資本の覇権のもとにある銀行等です。

日本は、アメリカの6年半も掛けた占領統治でなされた東京裁判史観やWGIPで、自虐史観で一杯にされたのです。そして、それに組したのは、吉田茂に始まる自民党です。社会党や共産党は、更に敗戦利得者として、アメリカの占領統治に従い、戦後の教育界にそのままの観念を継続しました。従来の価値観を持つ人々は、公職追放で姿を消しました。その結果が、国に民族に誇りを持たない現在の日本があるのです。私は、近現代史を知ることにより、旗日には国旗掲揚を行っています。年間を通して、16日の旗日があります。その日に外出をしますが、国旗掲揚の家は、皆無です。皇紀2,600年の歴史を持つ国家が、自分たちの国家、民族に誇りを持たないのです。日本人は、どうしたのでしょうか。これは、羊然として生きて来た教育界の責任だと思います。

小泉純一郎氏は、アメリカのグローバリズムの干渉に従い、数々の改革を行いました。最たるものは郵政改革です。その結果がどうなったでしょうか。今は専従社員が減少しフリーターや自由契約の人々が、巷に溢れています。アルバイトの生活で所帯を持ち子どもを育てられるでしょうか。人口減少は、日本の政策が根っこから誤っているのです。食料自給率が、悪化の一途をたどってもパン食や乳製品等食を辞めません。世界は、江戸時代から続く日本食を健康に一番の食としています。なぜ、従来のその食生活を捨てて、アメリカに追随するのでしょうか。国史を知らない人々により、政治経済が動いているからです。

私の主張「和美との生活」は、これを見過ごすことは出来ません。足元の文化に焦点を合わせることに、更に「世界の動き」を「俯瞰する。」ことです。江戸時代には、陽明学や朱子学が起こりました。学問を行動に移すことです。今日の木村康夫会長から、「那須文化研究会」のコンセプトは、「那須地域における自然・歴史・民俗の調査研究。」「史実から学び、それを未来に繋ぐこと。」と話していました。私の「なぜ、誇りを失ったのか?」の思いに対して危惧を抱いているのを感じました。その意味では、私とのスタンスが異なるのかと思います。私の提唱する「和美との生活」は、歴史の史実をもとに「力が正義」の世界の論理を子ども達や現代世代の人々に伝えることだと認識しています。

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